御国縮図並弘前同其外所々之図

書名読みおくにしゅくずならびにひろさきどうそのほかしょしょのず
所蔵弘前市立博物館
編著者未詳
写刊年次明治五申年(一八七二)十一月五日写、元絵図の内容は江戸時代後期/一八世紀末~一九世紀初頭
寸法縦二六・〇×横七六八・〇糎  軸長二八・二糎
保存状況裏打ナシ。最初の部分と天地に損傷あり。
備考紙本着色
二〇枚の絵図の端をそれぞれ糊付けしてつなぎ合わせて巻子仕立にしたもの。よって各絵図の間に間隔は無い。
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解説

 本資料は、弘前藩領の全体及び領内の主要な町や地域の絵図二〇枚をつなぎ合わせて巻子仕立てにしたものであり、元絵図は江戸時代後期のものと推定される。九浦など、当時の弘前藩の重要な地域が選定されており、弘前藩の在りようをコンパクトに概観できるものとなっている。随時必用な時に確認するために巻子仕立てにしたものと考えられる。
 絵図二〇枚にはそれぞれ絵図名(題名)が付され、次の順序でつながれている。縦の寸法は同じであるが横の寸法は( )内に示したように、標準的な大きさは三五~三六糎程度と確認できるが、その記載内容によって幅がある。

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御国縮図並弘前同其外所々之図